10年後の累積赤字が47億円との

収支見通しを公表

毎年2回作成されている「龍ケ崎市財政収支見通し」の最新版によれば、この5年間に具体化する事業の数字だけを入れて計算したものでも、10年後の2028年度末には累計の赤字が46.8億円となり、その時点での基金残高(市の預金)予想49.6億円を投入すれば、計算上は実質赤字とはならないというのですが、基金残高が3億円をも切るという非常事態だと指摘されています。確かに想定より景気がよくなったり、駅名改称効果が表れて人口増となったりすれば、悲観的見通しは杞憂に終わるのかもしれません。しかし、そう楽観的に考える市民はいないと思います。

 

人口の減少は間違いなく続き、その減り方は、「地方創生」の鳴り物入りで全国の自治体が作らされた「地方創生計画」と対の「人口ビジョン」に示した減少カーブを上回る減り方で進むと思われます。いくらかでもこの減少カーブを抑えるために、あらゆる努力を行う必要はありますが、厳しい人口減少を前提とした財政運営が必要です。

既に、全国で銚子市、福井市、宮津市などで財政破綻が現実化し、市民サービスや職員の給与カットが始まった自治体があります。12年前の夕張ショックとは違った形の自治体財政破綻が、龍ケ崎市でもありうるのです。

残念ながら、財政担当者はヒヤヒヤされていると思いますが、市長も、市議会の大方の議員さんも、真剣に向き合っているとは思えません。